普通の服でおしゃれが一番難しい!

ファッションについて

おしゃれでもなければ、ダサいわけでもない、ごく普通の服装。そんな服装は、着る人によって、おしゃれに見えたり、ダサく見えたり、オタクっぽく見えたりと、様々な表情を見せる。

今日は、いたって普通の服で、おしゃれをすることについて、考えてみた。「普通の服こそ、おしゃれに着こなすのは難しいんじゃないか」って話。

早速、いってみよう!

パーカーとデニムなのに…


まずは、例として、普通の服装のイラスト。グレーのパーカーに、デニム。
極めて、シンプルな服装であり、こんな服装をしている人は、よく見かけると思う。

服装以外では、黒縁眼鏡をかけ、イヤホンで音楽を聴いている。
イヤホンなんかは、ファッションとは関係ないものの、こういったところでも、第一印象というものは、出来上がってしまう。
このスタイルに、オタクっぽい印象を受ける人は多いだろう。

しかし、皆が皆、オタクっぽく見える訳ではないはずだ。
では、普通の服を着ていても、おしゃれに見える人と、そうでない人の違いは、何だろうか。

何をもって”普通の服”というのか

「普通の服ってなんだよ!」って人もいるだろう。

ここでいう、普通の服とは、老若男女、おしゃれに無頓着な人でも着てる服。イラストのように、パーカーとか、ジーパンとか。

ショップでいえば、ユニクロなど、老若男女問わず、多くの人が訪れるショップで買える服。
よって、インポートブランドやドメスティックブランドの、ブランド特有のデザインが含まれているような服は、普通の服ではない。
あとは、トレンドを取り入れた服も、普通の服ではない。最近は、ユニクロもビッグTなんていうのを出してるけど、トレンドアイテムは、ユニクロで買う必要はないと、考えている。

普通の服でおしゃれはハードルが高い

トレンドの服であれば、とりあえず、着ておけば、今っぽく見えるだろう。
しかし、普通の服は、そうはいかない。普通の服は、とりあえず、着るだけでは、ダサく見えてしまったり、イラストのようにオタクっぽく見えてしまう。

要するに、普通の服でおしゃれをするのは、トレンドの服でおしゃれをするより、ハードルが高いということだ。

例えば、チェスターコートなんかは、とりあえず、羽織っておけば、なんとなく、それっぽく見えるだろう。しかし、Pコートでは、そうはいかないはず。
ブルゾンでいえば、MA-1なら、多少は今の若者っぽく見えるだろう。しかし、スタジャンなら、そうは見えない。

このことから、10代~20代のファッション初心者は、とりあえず、トレンドものから、手に取ってみることを薦める。
スタートが、好きなミュージシャンの影響だとかだと、トレンドとは、変わってくるだろうけど。

行きつく先は自分

次に、普通の服でも、おしゃれに見える人は、どんな人なのだろうか。

顔が良くて、スタイルが良くて…なんて、当たり前のことだけど、これが、大前提なのかもしれない。
しかし、僕は、もっと、重要なことがあると考える。

それは、ファッションにおける、自分を知っていること。
自分に似合う服自分に合うサイズ。雑誌やネットで、情報を集めるだけで、わかることではない。試行錯誤して、やっとたどり着けるのだ。
自分を知ることができれば、「ネットで服買って失敗した」なんてことも、滅多に起きないだろう。

トレンドに振り回されたり、いろんな人の影響を受けて、コスプレをするかのように、それを真似る。どんな、おしゃれさんも、最初はこんな感じだろう。
しかし、これらを繰り返すうちに、個性を求めるようになる。トレンドファッションやコスプレに、嫌気が差してくるのだ。と、いうより、それだけでは、足りなくなってくるはず。

そして、行きついた先が、個性派ファッションであったり、今回、注目している、いたって普通の服装

こういった、試行錯誤を経験していないと、普通の服でおしゃれをするのは、無理だろう。

ファッションの知識も必要だけど、知識だけでは、自分を知ることはできないはずだ。

最後に

これは、あくまでも、経験談。これが、正しいとは言い切れない。
今の時代であれば、ネットで情報を集めたり、コーディネートアプリを見て、自分のファッションを作り上げた人もいるのかもしれない。

様々なブランドの服を着て、好きなブランドが出来る。
「高い服も着てきたけど、俺は、ユニクロや無印でいいや」とか、「俺は、高くても、ここのブランドじゃないとダメだ!」とか。
好きなモデルやミュージシャンの愛用ブランドが、好きなブランドっていうのは、なんか違う気がする。
趣味としてなら何も言えないけど、そんな、服装は、おしゃれとは言えない。だって、これって、一種のコスプレだよね。
まぁ、そんなの個人の自由なんだけど、持論としてね。

トレンドでもない、定番な普通の服で、おしゃれをすることができる人は、多くの経験を踏んでいるという話であった。
普通の服でおしゃれに見えない人は、服に無頓着っていう、当たり前の話なんだけどね(笑)

著者が目指すもの

ちなみに、僕が目指すのは、ただの、普通の服装。普通の服装なんだけど、服に無頓着な人とは、違うように見せる。
先述のとおり、トレンドの服装をするより、こっちのほうが、圧倒的に難しい。

おしゃれに目覚めて、約15年。やっと、自分のスタイルが確立してきたような気もする。
こんな、ごく普通の服装を、”ノームコア”なんていう。僕が目指すものは、この、”ノームコア”とは、似て非なるもの。
ノームコアとは、普通の服装でありながらも、その服は、質にこだわったもの。それなりの価格帯の服に、手を出さないと、ノームコアは成り立たないと考えている。

僕が手に取る服たちのほとんどは、低価格。服に興味のない人でも、手に取りそうな、価格の服。
しかし、それらは、約15年、吟味した、自分の身体に合うサイズの服たちだ。

したがって、「俺の服装は、ノームコアだ!」なんて言えないし、言う気もない。

なんてたって、それは、どこにでも売ってるような、普通の服なんだから。